牛津赤れんが館の歴史
この地は、いにしえより佐賀平野西部の米の積出港として栄え、江戸時代、長崎街道がこの地を通ると水陸交通の要衝となり、各種の卸問屋が集まり、西の浪花と言われるほどの賑わいを見せました。
この赤れんが館は、長崎街道の宿駅牛津の代表的な商家で、後に玉屋デパートとして発展を遂げる田中丸商店の倉庫でした。建設年代は不明ですが、明治時代中期~後期に建てられたものだと想定されます。
第二次世界大戦中は、一時期軍需工場として、また戦後は西村鉄工所所有の倉庫として利用されてきましたが、 平成六年に牛津町に寄贈されました。
現在は、商都牛津を偲ぶ建造物であり、町のシンボルとなっています。まちづくりに係わる活動をされている方・団体や個人にも貸し出しています。
この赤れんが館とその住居であった牛津会館は、国の登録有形文化財に登録され、後世に語り継ぐ佐賀県遺産として、商人の町として栄えた牛津町の景観を現在に伝える貴重な近代化遺産だといえます。
牛津赤れんが館 ご利用案内
利用区分 | 市内 | 市外 | ||||
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時間帯 | 施設利用料 | 冷暖房使用料 (1時間当たり) ※1階のみ | 施設利用料 | 冷暖房使用料 (1時間当たり) ※1階のみ | ||
1時間あたり | 1日あたり | 1時間あたり | 1日あたり | |||
全館 | 200円 | 1,200円 | 500円 | 400円 | 2,400円 | 1,000円 |
1階 | 100円 | 600円 | 200円 | 1,200円 | ||
2階 | 100円 | 600円 | 200円 | 1,200円 |
ご利用についてのお問い合わせ先
小城市役所 文化課(桜城館2階)TEL0952-73-8809
MAP
- JR長崎本線 牛津駅から徒歩10分
- 佐賀市内中心より車で20分
DATA
名称 | 牛津赤れんが館(英語表記 Ushizu Aka Renga kan) |
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設立 | 明治時代中期~後期 |
国登録有形文化財 | 平成12年9月26日登録 |
住所 | 〒849-0303 佐賀県小城町牛津町牛津586 |
利用範囲 | コンサート・展示会・演劇 |